2006.01.13    「攻める寿司屋」   荒井 久
 
 
見たこともないほどの、どでかい水槽にハマチ、カンパチ、鯛、石鯛、鯖、鯵、そして名前のわからない魚達が悠然と、中にはなぜか忙しく泳いでいる。

ここはJR大森駅ビルのアトレ内にある「寿し常」(すしつね)。

ある企画を売り込みに行った帰りのお昼に、同行した土屋が案内してくれた。来て見たら、実は以前にも2回ほど来たことがある店だった。

結構美味しいのに安い。チェーン店としてもグングン伸びているのだそうだ。元は安売りから始まったとか。
カウンターで、目の前で握ってくれる板さんとの会話も楽しい。

「水槽の魚はやはり1週間以内に食べないとだめなんでしょ?」
「いや、うちは1日で食べてしまうんだよ」
「えっ、こんなにたくさんの魚を?」
「そう、だから、攻めの寿司屋と言うんですよ」

思い出した。
華板さんが、注文がないのに水槽から「カンパチ」を引き出して「カンパチ、行きますよう。いかがですかーー」とぴんぴんの魚を見せて食を誘う。

「頂戴ーー」
「僕にもーー」
「こっちにもーー」
その都度、華板さんの威勢のいい声が返される。
寿司屋はその時、魚の競り市のような雰囲気に包まれる。

そうか。あれが「攻める寿司屋」だったのか。
http://www.sushitsune.co.jp/index.htm

「攻める○○」
僕らにも共通のヒントが隠されている気がする。



 
   
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