2008.12.14    「幻のシェフに、、、10年振りの出会い」   荒井 久
 
 
写真左は、僕のとっては幻のシェフだ。
夕べ、佐倉有行さんとわかった。

10何年ぶりの再会だった。

昨日、GREE仲間のまさみさんに誘われて、ミニ忘年会。
誘われた場所が、なんと10数年前に住んでいた東京・外苑前のごく近く。
東京オリンピックの時に宿舎として建てられた外苑ハウス。
僕はそこに住んでいたのだった。

そこから、原宿に延びる商店街があり。
よく遊んだところだ。

原宿近くに、古い古い、お化け屋敷みたいな3階建ての店があった。
それぞれのフロアに個性的な店が並んでいた。
暗くて、本当にお化けが出そうだった。

そんな1階に不思議なお店があった。
何レストランと言ったらいいのだろうか。
アジア系だったのは確かだ。

ここでカレーライスを頼んだのだが。
客席から見える厨房で、大きな炎が見えた。
僕がオーダーしたカレーを作っていたのだった。

出てきたカレーを見てびっくり、食べてびっくり。

僕はカレーが大好きで、それまでに都内のかなりの有名店を食べ歩いていた。
どこまで煮込んであるのか。
それがカレーかと思っていた。

ところが。
出されたカレーはなんと2、3分の火技で作る。
強火でカレースパイスを炒めたのだった。
スパイスの香りを強火で引き出すんだよ。
シェフはそう話してくれた。

僕は感激して。
それを火炎カレーと名づけた。

その時から、僕のカレーに対するイメージが一変したのだった。

ところが、その店は。
その後、1回ぐらい行ったぐらいで間もなく無くなった。
古い3階建てが壊されたのだった。

それ以来。
その店は、いったいどこに行ってしまったのか。
あのシェフはどこに行ってしまったのか。
まったく不明だった。

やむなく、近くの小さな店だが有名店のGEEに行った。
美味しいけど、違うんだよね。
あの火炎カレーはもうない。

そして夕べ。

誘われた店は、なんと1.5坪、3畳一間の店だった。
なんとこの狭さを半分にして片方が厨房、片方が客間。
だから皆、立ち飲み。
数えたら14人もの客が。

出されるものは旨い。安い。
その不思議さに圧倒された。
とうぜん、目の前のオーナーと話に。

まさみさんの紹介に話が進んで、驚いた。

「幻のシェフに、、、、arapiがついに出会った−−―」
僕は心の中で何度も叫んだ。

僕は何度もなんども確かめて。
佐倉さんが、あの幻のシェフだったことを確認した。
手を差し伸べて熱い握手。
シェフも嬉しそうだった。

聞けば、今は市谷で、あのGEEも経営しているのだとか。
どうやら、ここは自分の趣味の店のようだ。

シェフ!
また、行かせてください。
2000円を握って。

 
      
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