2006.01.16    「フラットで透明」   荒井 久
 
 
「ポジティブ」
「愛着」
「強いインパクト」

「広告」の世界ではこうした「コピー」が求められる。
そういったコピー・テクニックは確かに必要だ。

一方で消費者は、「広告」だからネガティブなことはすべて隠されている、と割り引いて受け取る。

さてそこで、

昨年の年末に触れた「The Wisdom of Crowds」。米国でもてはやされている人気書籍だ。大多数の知恵、民衆の知恵がもっとも正しく優れているという概念だ。
インターネットの進展でいとも簡単に、その知恵を集められるようになった。

「作られた広告」ではなく、企業の商品、サービスの実態を極力オープンにすること。僕はそれが「もっとも効果的な広告」ではないかとこのごろ感じている。

つまり、企業の商品・サービス情報、消費者の評価などの実態について、外部の誰にでもわかるように透明度を上げていくことがポイントではないか。

それともうひとつ。企業がおかれている立場と、消費者の立場がいかにフラットの関係になれるかということ。

企業は「お客様」のことを上に奉る図式を見せるが、果たして実態はどうかというと、どこか上から見ていることが多い。別段、企業が下になる意識も必要ない。消費者と同じ位置に足元を揃えること。それが大事なのではないか。

「The Wisdom of Crowds」はそんなことも教えてくれている。


 
   
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