2006.07.18    「トウモロコシの甘い味」   荒井 久
 
 
「プリッ」と張ってつややかなトウモロコシ。
ゆでたてだからだろう。ほのかに湯気が立ち上がっている。

「さあ、さあ、あがってください」と米子さん。
佐久の山あいで、従兄弟の幸司さんの奥さんが、いつもの笑顔で勧めてくれた。

友人と訪ねた久しぶりの佐久穂町の従兄弟宅。
思わず、顔を見合わせてしまった。
友人は「やっぱりね」という笑顔。

車でここに向かう途中、「そろそろトウモロコシが食べられるかも」と友人。
「いやいや、まだまだ早いよ」と僕。
予想は、友人の勝ちだった。

「ガブリ」とやって、また2人で顔を見合わせてしまった。
「うまい」「甘い」「美味しい」
甘塩を思い浮かばせる塩味も味を引き立てている。

それにしても。
子供の頃、佐久の田舎でトウモロコシが美味しくなるのは8月の旧盆だった。
それより1カ月も早い。

お土産用に幸司さんが案内してくれた畑で、その理由が判明した。
その秘密は、トマトハウスの隣の「ビニールハウス」にあった。
幸司さんは2週間ごとに成長が違うトウモロコシを見せてくれた。

「ハウス」は、野菜の生長を自在にコントロールさせてくれる。

 
   
  ご意見ご感想はこちらまで。  
  <<back  


Copyright 2002-2006 SoRiQ Inc.All Rights Reserved