制作日記

	2005.10.03 「怪しい月下美人」荒井　久
	まさか今年は咲かないだろうと思っていた月下美人が、同時に二つ咲いた。実は、１週間ほど前にベランダで花芽をつけているのを発見して驚いた。そしてとうとう昨夜、白い大輪を咲かせ、強烈な香を放っていた。今朝、ベランダからリビングに移しておいたので、部屋中が怪しげな香に包まれていた。大輪の中を覗いてみると、なにやら怪しげな雰囲気。美しい構造物だ。それも元気がいいのは夜の３時間ほど。そのままの形状を保つなら焼酎漬けがいいが、怪しく儚く消えるのがいいのかもとやめた。５時間も経過すると、しょんぼりと花を閉じた。月下美人は僕らに何を訴えているのか。

	ご意見ご感想はこちらまで。
	<<back