2005.10.06    「WIKI、WIKI」   荒井 久
 
 
「WIKI、WIKI」。ハワイ語で「早く、早く」という意味らしい。昔の同僚がソリックにやってきて、ネットで急速に流行りだした「WIKI」システムを教えてくれた。

なるほど。ネットの力、コミュニティの力はすごいことになっている。一種のコラボレイティブ・ウエブサイトだが、その力がすさまじい。

さまざまな言語版があるが、例えば日本語版のうち、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、なんと14万6871本もの記事が掲載されている。これらは参加者が自由に作り上げているもので、かなりの専門家も参加しているという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8

何よりすごいのは、このコラボレイションソフト、システムが自由に誰でも利用できることだ。つまり、仲間内でとか、同じ会社の部署間とか、企業間同士でとかで使える。

昔、ソフトの開発を急ぐために、同じサーバーにアクセスして東京人が8時間、アメリカ人が8時間、イギリス人が8時間というように、バトンタッチして進めるという話があった。

もちろん、今でもそんな開発は多いだろう。しかし、そのためのソフトが無料で使える時代になったのだ。そういうソフトを売っている会社は潰れないだろうか。

ちなみにフリーソフトも極めて多いが、フリーの「オフィス」も充分に使えるとか。

 
   
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