2005.10.18    「世界にアピールせよ日本酒」   荒井 久
 
 
帝国ホテルで開催された第12回「春秋の宴」に参加した。日本の有名蔵元が秋の一番酒を持ち寄っての「宴」。いいお酒にほど良く酔った。

実はこの会、宮内庁高官だった中島宝城さんが代表世話人をしている「宴」で、中島さんが古希を迎えるに伴い、これを最後にこの会も辞めたいという。

会員メンバーはその道のお歴々を含めて約200名とか。乾杯の音頭を取った順天堂大学の市川教授が、継続を訴え、最初から「宴」は盛り上がった。

ちなみにこの日の出品酒は浦霞(宮城)、〆張鶴(新潟)、黒龍(福井)、龍力(兵庫)、黒田城大手門(福岡)、西の関(大分)、越之寒梅(新潟)、常きげん(石川)、旭日(滋賀)、酔鯨(高知)、喜多屋(福岡)、瑞鷹(ずいよう、熊本)。いずれも蔵元の社長さんがいい酒を持ち寄ってくださった。

もちろん、帝国ホテルの田中健一郎総料理長らによる「和食ブフェ」も美味しかった。

実は会費は1万5000円。たぶん、帝国ホテルも持ち出しなのだろう。もともとの会の主旨は、磨きぬかれた日本酒を祝い、世界にアピールすることとか。

ワインや焼酎に押され気味の、最近の日本酒。輸出は増えつつあると言うのだから、本当に世界にアピールするには、いろいろ工夫があるような気がする。



 
   
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