2005.11.09 「編集者の心得」
荒井 久
ソリックの編集・ライターとしても活躍の井田道範さんから、僕の日記について、以下のコメントが寄せられた。
自分は、ソリックのスタッフは、ご指摘のことがきちんとできているか。身が細まる思いで読んだ。
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11/05の制作日記について。
たしかに,編集は「管理業務」ですね。
ですから,「外部の方に嫌われたらおしまい」なのもたしかですね。
ライターとしては,
「いつできますか」「書き直してください」しかいわない
社員編集者というのは,やはり少々ムッとします。
ホメてくれとまではいいませんが,
「『原稿とどきました』くらいはいえよ」とは思います。
また,レギュラーの仕事で,内容はこちらまかせだと,
「今月もよろしく」といわない社員編集者がいますが,
これも少々「うーん…」です。
などとえらそうなことをいっていますが,
じつは,いまあげたこと,
社員編集者だったころの私がやっていたことです。
いくつか渡り歩いた出版社のなかの1つで,
先輩から注意されてやっと気がつきましたけど。
ライターへの接し方というのは,
ちゃんとした出版社なら,
先輩や上司が身をもって示して教えてくれるのですが,
そうではない出版社もあります。
私も,いつのまにか四十代なかばになりましたので,
ちかごろでは嫌われるのを承知のうえで,
あまりちゃんとしていない発注元の社員編集者に対して,
「記事掲載誌の送付くらいは毎月キチンとやってくれませんか」
などというようになっています。
まあ,そういわれて「すみませんでした」と真剣にあやまる,
先方の声を電話できくと,
少々もうしわけないとは思いますが。
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