2005.03.24    ITベンダーの自信   荒井 久
 
 
今日一日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されたIT Executive Forum「IT Trend 2005」(主催:日経BP社)に参加した。会場は、2000人かと思われるほどの参加者で溢れていた。

基調講演は昨年末に日経情報ストラテジー「CIO of hte year 2004」に輝いたトヨタ自動車常務役員の天野吉和氏。「基幹システムの構築をお願いするとなるとベンダーさんとは5〜6年のお付き合いになる。トヨタの命を預けることになるわけで、こちらの企画に対して逆提案があってもいいのでは」というのが印象的だった。

続いての講演は、日本オラクル社長の新宅正明氏。「情報システムは経営ツールから経営パートナーへ」と語り、ITベンダーとユーザー企業との一体感では、トヨタの天野氏と共通項を感じさせた。

日本オラクルに限らず、ITベンダーはこのところ、受注業者、下請け業者というヘリくだりから、パートナー、ITパートナー、経営パートナーと自ら堂々と言い出している。

企業経営がIT無くして語れない時代に突入したことから、それはある意味、自信の現われでもあるようだ。

 
   
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