2005.11.17 「文字、言葉を大事に大切に」
荒井 久
昨日の日記を巡って、外部の親しい人とのやりとり。
「悲しみを昇華させるということに抵抗を感じた。字面でもかなり違和感がある。それは悲しみではないと思ってしまいそう。乾して干物に というのもお酒の上だからなんとなく理解できるが、文字面は良くない」
「確かに。昇華はよくない。いい言葉が見つからないままに載せてしまった。でも悲しみは干物にしては、本人が言ったことだから」
「悲しみというのはなんにせよ崇高な部類に入るイメージなのだが、干物というリアリティはそれを穢すようなイメージがある。私が言葉に敏感なせいかもしれないが」
「干物という食べ物だからね。でもその時、僕は感激したのだが」
「その感激をもう少しうまく伝える努力をしないといけないかも。かなしいことではどうか。悲しみとするからいけないかも」
「それと、みますや、に居酒屋という文字を入れると、干物という言葉の意味が膨らみ、映像的になっていいかも」
確かに。「悲しみ」と「かなしみ」との違い。さらに「かなしいこと」との違い。「居酒屋」を入れたけど、全体的にそれほど文を増やしたわけではないが、伝えられる情報が格段に増えたかも。
いつでも文字、言葉は大事に大切に扱わなければ。
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