2005.11.30 「ピンと緊張感が張り詰める」
荒井 久
比較的大きな会議室に大きなテーブル。向こう側には大手メーカーのマネージャーを中心に左右にスタッフ、関連部署の面々4名が居並ぶ。
テーブルの真ん中にはテレビ会議用のマイクとスピーカー。ディスプレイにはこちらの会議室の模様が映し出されている。ここ東京・大手町の会議室のほかに、テレビ電話で米国西海岸にいる、もう一人の重要人物が会議に加わっているからだ。
こちら側は真ん中が僕で、左右に某代理店の代表者と担当者。「ではお願いします」と、目の前のマネージャーに促されて、僕の右手のスタッフが簡単に主旨を説明。それを受けて僕からのプレゼンが始まった。ピンと緊張感が張り詰める。
柔らかく、やさしく。しかし、内容の専門から逃げてはいけない。来年6月に開催される展示会でのコンセプト創り、運営を任せてもらえるかどうか。プレゼンが始まった瞬間だ。
11/26付けで書いた、あるメーカーさんの来年の展示会のプレゼンが早くも始まったのだ。どうやら競合は4社らしい。
実はこれまで、競合案件の現場にはあまり参加していない。競合案件にしても、多くは代理店さんなどから依頼されることだけやってきた。依頼主が勝てば美味しいし、勝たなくてもそれなりの費用をいただいてきた。
しかし、ソリックもそうしたプレゼンの現場に出させてもらう方がいいに決まっている。それが本業だからだ。
プレゼンは30分ほどで終わった。帰りのエレベータの中で「いい感触だったのではないでしょうか」と一緒に参加した広告代理店の代表者。勝たなければ代理店にもご迷惑がかかる。うまくいってくれるといいのだが。
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