2005.03.26    見詰めてみよう   荒井 久
 
 
「面白くないのなら頑張らなくていいよ」というのが僕の主張だ。「面白くなったら必然的に頑張っているものだからね」というのが、その答えだ。

面白くなるのは「刺激」を感じた結果なのだが、ではどうやったら刺激を感じるのか。どう刺激を求めるのか。そこが少しややこしい。

僕は、刺激を求めるには、見詰めるのが一番と思っている。何もインプットがないような、どうしたらいいのか、何も興味が持てないような時は誰にでもあるような気がする。

そんな時は「見詰めてみよう」と僕は思う。見詰めるのに、そんなに努力はいらない。そんなに頑張る必要もない。比較的簡単に見詰められるのではないか。

真冬の夜の大空を天体望遠鏡で見詰めてみよう。小さな虫や植物を顕微鏡で覗いてみよう。きっと何かの発見がある。何かの驚きがある。何かの刺激がある。

器具を使わなくても、この時期に大きな木に耳を当ててみよう。芽を吹き出そうとして、地下から水分を吸い上げている音がする。生命の息吹がある。きっと感動が、そして何かの刺激を受けるだろう。

今している仕事をしっかりと見詰めてみよう。きっと何かの発見がある。何かのアイディアが出る。新しい想いが訪れる。そしてきっと面白くなる。

きっと何もかも、見詰めてみると面白い。

 
   
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