2007.11.14 「私にとっては偉大な父でした」
荒井 久
遠くを見据え、やや震えながら。
「私にとっては偉大な父でした」
と、喪主を務めた長兄の一人息子。
本当にそうだろうなと思う。
父を越えなくてはならないが。
越えるのはかなり難しい。
長兄の告別式にはたくさんの地域の方々が見送りに来てくださった。
お焼香に訪れた、たくさんの方々。
その語り掛け、眼差し、心。
頭を下げ、それを受け止めるたびに。
僕の胸に深く刻み込まれた。
僕が死んでも、こんなにたくさんの方々が見送ってくれるだろうか。
ふと、そんなことを考えた。
地域の中で。
皆さんのお助けによって生かされていて。
その中で、自分も精一杯の務めをしていて。
そんな長兄の姿が頭をよぎった。
ネットでのコミュニティ、コミュニケーションが増えるこの頃だが。
地域でのリアルなお付き合い、コミュニケーションが如何に大切か。
長兄の死は、そんなことも教えてくれた。
糖尿病予防の日の今日。
それを象徴するため、東京タワーがブルーに照明された。
長兄は、20年以上に亘る、糖尿病との闘いだった。
話し出したらきりがない長兄の思い出。
また折を見て書いていきたい。
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