2007.11.30    「You can do it!」   荒井 久
 
 
42.195キロを走るなんて。
人間にとって、今でも信じられない過酷なスポーツだと思う。

私が米国ボストンに留学した1981年。
その年の4月にボストンマラソンがあった。

まだ、何もかも珍しく。
私は、ボストンマラソンのゴールから1キロ手前で、ゴールする選手を見に行った。

しばらく待つうち。
遠く向こうから一番で走ってくる選手が見えた。

その選手の胸に付けられたマークは、白地の真ん中に丸い赤。
それが次第に大きくなってきて。

しっかりと顔が見えてきた。
若き瀬古利彦選手だった。
「頑張れ、頑張れ、頑張れ!」
私は嬉しくて嬉しくて、そう声を張り上げた。

周囲の米国人はこの時。
「You can do it!」「You can do it!」
そう言って応援してくれていた。
それが「頑張れ!」の英訳だった。
私の胸も熱くなった。

「You can do it!」
私はあれ以来、この言葉が忘れられなくなった。

もしも私がこの言葉をいただいたなら。
こう応えたい。
「Yes, I can!」

それが大事だと思う。

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「私」は僕ではない。
昨夜、「まごころフォーラム」でゲストスピーカーの竹中平蔵慶応大学教授だ。
小泉内閣の中核で、総務大臣、優勢民営化担当大臣などを歴任した。

本論のスピーチも素晴らしかったが。
最後の、瀬古選手のエピソードにも感激した。

それにしても、竹中先生。
とても小柄だった。

きっと。
体内に「なにくそ」の精神が宿り。
体中はハートそのもの。
そんな気がした。

本論の素晴らしい話は、追々書きたい。

 
      
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