2005.03.31 年度末の遣り繰り
荒井 久
曲がりなりにも事業らしきものをやってみると、人繰りやら、金繰りやら、仕事繰りやら、「遣り繰り」というものを実感する。ひと言で言えば、大変だ。そう。今日は年度末だった。多くのお客様が今日までの締め切りで大わらわになり、それによって当方も大わらわになるというわけだ。
「遣り繰り」。今年1月に95歳で亡くなった母の姿が思い浮かぶ。戦前、戦中、戦後を通じて6人もの子供たちを育て上げた。近所の農家のお手伝いをして可愛がってもらったものだ。中学、高校の頃は僕もそのお手伝いをした。
広辞苑によれば、「遣り繰り」は「不十分な物事を種々工夫して都合をつけること」とある。まさに貧乏家での母の一生は「遣り繰り」の一生だった気もする。
「遣り繰り」は自分の心の目を内に向けたり、外に向けたり、そのバランスの取り方でもあるのではないか、とも思う。
まったく関係ない話のように思えるかも知れないが、自分自身の「体と心」の遣り繰りをヨガで発見する。
実は、ほぼ毎週土曜日の午後に、近くのスポーツクラブで1時間ほどのヨガを体験している。先生が気に入っているのも理由のひとつだ。「さあ、そこを十分に伸ばして、そしてゆるめて、今週1週間の疲れを取り除きましょう」。
最後に先生はいつもこう言う。「さあ、自分の中の中心を見詰めてみましょう。。。。。さあそして、今度は心の目を外に向けて飛び出して行きましょう」。
ご意見ご感想は
こちら
まで。
<<back
Copyright 2002-2006 SoRiQ Inc.All Rights Reserved