2007.02.10    「でもね、だってね」   荒井 久
 
 
「これ綺麗だね」
「うーん、でもね」
「え、綺麗でしょ」
「それって人の趣味の問題だから」
「それはそうだけど、あなたは綺麗とは思わないの?」
「綺麗と言えば綺麗だけど」
「え、だから綺麗でしょ」
「うーん、そうね。綺麗だとは思うけどね」
「だったら、最初から綺麗と言ったいいのに」

ちょっとしたことで、なんだかけんか腰に発展してしまう。
こんな経験は誰にでもあるだろう。

「これ綺麗だね」
「うあ、ほんと。綺麗だね」
これで、なんとも気持ちいいのに。

考えてみると、第一声を投げかけた時。
「でもね」「だってね」「そうは言ってもね」
そんな否定語で返されるのは、おじさん、おばさんに多い。
ひょっとして、おじさん、おばさん現象かもしれない。
経験豊かになると、まずは否定から入るのかも。

でも、必ず肯定から入るおじさん、おばさんもいる。
後でやんわりと否定的な話もしてくれる。
そんな時は、とっても勉強になることが多い。

僕もそんなおじさんになりたい。

 
   
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