2005.03.03    勝ち組と負け組み   荒井 久
 
 
今朝の新聞はいずれもトップで西武の堤義明氏の逮捕を報じている。そして今朝のテレビは堤氏の徹底した支配振りを紹介していた。堤氏は「社員はばかでいい。私が考えるから私の言うように働けばいい」と話していたとか。

勝ち組、負け組みは企業同士の問題ばかりではなく、当然、組織体の中にもある。西武の場合、堤氏だけが勝ち組で、そのほかの全員は負け組みだったという見方もできる。そして、一人だけが膨大な利益を得る。

企業だけではなく、北朝鮮の体制も同様な気がする。勝ち組の一人だけが膨大な権力と利益を得て、その他全員が負け組みだ。

企業に話を戻してみると、マイクロソフトの場合はどうだろうか。もちろんマイクロソフトは、ビルゲーツ率いる超立派な会社だが、やはりそのトップに莫大な利益が集中していないだろうか。莫大な利益が不当というわけではない。現在の組織体にその必然性がある。

つまり、勝ち組のトップだけが「皆を働かせる人」であり、そのほか全員が「働かさせられている」人だからだ。ここに大いなる課題が隠されていないだろうか。

このところ、Linuxの話を専門家から聞いている。参加している全員が、「働らかさせられている」のではなく、全員が「自らが能動的に働いて創る」組織体に、次世代の組織体のヒントがあるような気がする。



 
   
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