2017年
◆2017年9月1日
木曽亮弌著のソリックブックス
『根羽村のねばーぎぶあっぷ』を刊行



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2017年9月1日

木曽亮弌著のソリックブックス
『根羽村のねばーぎぶあっぷ』を刊行


出版企画の株式会社ソリック(本社:東京都文京区、代表取締役:荒井久)は2017年9月1日、小木曽亮弌著「根羽村のねばーぎぶあっぷ」(ソリックブックス、四六判、上製本、128頁、定価1,500円+税)を刊行いたします。小木曽亮弌氏は1991年から5期20年間、長野県根羽村の村長を務め大きな実績を残しました。村長を退く際に根羽村への想いをつづっていましたが、病に倒れ執筆を中断していました。多くはその当時の想いをつづっています。

 林業で栄え、人口も3000人を超えていた根羽村だが、現在はとうとう1000人を大きく割り込んだ。過疎化が進んでいる典型とも言える。
 根羽村は村内地域の92%が山林で、その72%が人工林。かつては村民全戸に植林の山を持たせ、林業を主体とした豊かな村であった。しかし、木材輸入自由化の波に飲まれ、村民や村の財政は急速に落ち込んだ。
 そんな村営の難しい中、筆者は水資源の重要性を訴え、林業から木材加工などを含めた産業への転換を図り、また村と都市部を結ぶ交流拠点としてのネバーランド(第三セクター)を設立するなど、様々な創意工夫を凝らしてきた。
 矢作川の源流を守り、環境を守りたいという一念から国有林の伐採に反対し、源流の川下にあたる安城市から1億5000万円の援助を受けて国を納得させたり、アイシングループ各社のサポートを受けるというドラマもあった。
いま筆者は都市部の皆さんに憩いの場を提供することで、源流の村にこそ「ふるさと納税」を、多くの人たちが心の村民になって欲しいと訴える。

本書の目次

まえがき
根羽村は間違いなく一流の村だ.
  長野県下伊那地方事務所 元事務所長  田山重晴

小木曽さんがいたからこそ、根羽村は元気になれた。
  根羽村長  大久保憲一

第一章 根羽村のネバーギブアップ
根羽村に民間の手腕が必要だった。
根羽の美林を守り続ける。
昔の村民は豊かな森林業を味わった。
民間人が村長になる必然性が生じた。
Uターン、Iターンを大歓迎。
県産木材活用のトライアングル構想。
水資源が育む下流域との交流。
地の利を活かして活性化したい。
豊かな森林と美味しい水で村興し。

第二章 トータル林業の構築
 林業を極めることで拓く根羽村。
 村内全戸に五・五ヘクタールの森林を持たせる。
 森林は親が植え、子が育て、孫が伐る。
 廃業に追い込まれた最後の製材工場を村が買い取る。
 新しい林業経営のサイクルの確立。
 「伊那谷の森で家をつくる会」の発足。
 地域の山の木で家をつくり、お金を山に返す。
 木材の一次産業、二次産業、三次産業を結ぶ。
 「根羽杉の柱五〇本をプレゼントします」

第三章 森の水を守る
矢作川源流の豊かな森を守る。
 安城市と「水源の森」契約を結ぶ。
 「官行造林」という国の助けで潤う。
 木材の輸入自由化で環境は一変する。
 飯田営林署の見積もりは一億五〇〇〇万円。
 「水をつかうもの、自ら水をつくるべし」
 安城市長あてに協力依頼を提出。
 安城市長からの賛同に詰めを急ぐ。
個人を対象にした「ふるさとの森」分収育林事業。
アイシングループの先進的な協力に感謝。
林業の「業」としての復活が水源を守る。

特別対談
小木曽亮弌根羽村長(前) vs 藤原忠彦川上村長(全国町村会長=2011-2017年)

源流の村同士の絆
森の力で日本に、地球に貢献する。
二〇年間、両者とも村の信頼が厚かった。
お互いに源流の村出身、すぐに同志に。
条件不条理の村は、情報収集と人的ネットワークが大事。
都市との交流をいかに進めるか。
定住人口数よりも交流人口数が大事。
トラックの助手席に藤原村長、川上から義援キャベツ届く。
林業で三村トライアングルの良い協力体制ができた。
山、森林は手を入れねば守れない。
木造住宅の良さを知っていただきたい。
長野県内の全町村で「農業祭」を始めた。
消防団員が集まらない町村ではだめ。
後日談/川上村保育園に三村の木材

長野県の杉、唐松、檜でアロマテラピーに取り組む。

〜根羽村「ネバーギブアップ宣言」〜

付録

●著者プロフィール
小木曾亮弌(おぎそりょういち)
1939年(昭和14年)長野県根羽村生まれ。58年長野県飯田高松高校卒、同年株式会社片桐工務所入社、91年同社専務取締役から根羽村長に当選。以降11年まで村長を5期20年務める。その間に長野県水源林造林協議会会長、長野県河川協会会長、全国山村振興連盟副会長など。
根羽村長として内外に水源の大事さを訴えたり、林業を加工・販売も手掛ける複合産業に生まれ変える構造変革に取り組んだり、都市部との交流拠点としての株式会社ネバーランドを設立したり、根羽村の発展に大きな功績を残した。
08年全国町村会長表彰、11年総務大臣表彰、12年秋叙勲で旭日小綬章。


なお、本書は書籍のネット通販最大手のアマゾンのほか、大手書店、個人書店でも直接販売に応じます。株式会社ソリックの直販はMailまたはFAXで承ります。Mail:welcome@soriq.jp、FAX:03-5842-1135にお問い合わせ、お申し込みください。

【本件に関する問い合わせ先】
本書に関するお問い合わせ、著者木曽亮弌氏への取材依頼、講演依頼などは、こちらにお願いいたします。
株式会社ソリック 担当:荒井久
電話:03-5842-1134
FAX:03-5842-1135
携帯:090-7733-3408
Mail:welcome@soriq.jp

【発行元会社概要】
会社名:株式会社ソリック( 英文名:SoRiQ, Inc.)
本社:〒113-0022 東京都文京区千駄木2-48-4-1101
代表者:荒井 久
資本金:1000万円
URL :http://www.soriq.jp
Mail :welcome@soriq.jp
電話:03-5842-1134
FAX:03-5842-1135



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