東京都墨田区東駒形3−22−2 
TEL 03−3625−0173 






本当に毎日のように来てくださるお客様。ありがたいことです。そして、地元を離れても「この味が忘れられない」と訪ねてきてくださるお客様。ありがたいことです。思えば、この店を開店したのが38年前の3月でした。今になってようやく、私もこの地に根を下ろさせていただいた気がいたします。

私は長野県佐久の生まれです。最初の修行場が東京・目白で名の知れた鰻料理店「稲毛屋」でした。ここで私は、鰻と鳥料理の基本を学ぶことになります。調理師として、これが私の原点です。

その後、もっと大きな夢を見たくて東京・秋葉原が本店の「肉の万世」に入社しました。ここでは、多くの素晴らしい先輩と仲間たちとの出会いがありました。お客様との会話術の原点はここにあります。

そして38年前に、この地「本所吾妻橋」に開業いたしました。尊敬していた「肉の万世」創業者社長の励ましの言葉はいまでも忘れることはできません。「豊かな美味しさをお安く」。これがモットーでした。すべてはお客様に喜んでいただけるために。その一心でした。いまでこそ、息子、娘の意見を尊重して、日曜・祭日にはお休みをいただいておりますが、当時の私は休みなく働き続けました。「とん平」の焼き鳥は美味しい、と買いに来てくださるからです。

店の営業時間は午後5時から午後11時までですが、その仕込みのためには午前9時から働かねばなりません。たくさんのお土産用も仕込まなければならないからです。お客様の支持があるからこそ、こうしてありがたい仕事をさせていただいているわけです。

そして、これがインターネットの威力というものでしょうか。このごろは地球の反対側から外国人のお客様も見えるようになりました。とても信じられないことです。「お寿司」と同じように、「鰻」や「焼き鳥」も日本の味として、広く海外にも伝わればいいなあと思います。

2年前に、共に歩んできた最愛の妻を亡くしました。私が頑張り過ぎたために、妻が犠牲になったのかも知れないと思うと、残念でなりません。幸いにして、長男の修児、長女の貴子が店を切り盛りできるようになりました。今は、安心してバトンタッチできる。そう思っています。

この店がこの地で愛し続けていただけるのも、お客様あってのこと。感謝の気持ちでいっぱいです。少々口の悪い私ですが、これからも精一杯に頑張ります。どうか、今後もごひいきにしていただければ幸いです。

「いらっしゃーーい」。今日も元気に店を開けます。

とん平 店主  立野友三




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